World of Coffee

コーヒーに関するあれやこれやを綴ったブログ

よく聞く「焙煎」って何?

こんばんは!raiyo_sです。

 

一大イベントのクリスマスも終わり、

2017年も残すところあと4日となりました。

皆さんにとって、今年はどんな1年でしたか?

 

私にとっては、変化の大きな1年でした。

何より大きかったのは、娘の誕生。

パパになると、物事の見え方がいろいろと変わるんだなぁと実感。

毎日賑やかで楽しい日々です。

 

それから、趣味が一つ増えました。

それが、「焙煎」です。

いわゆる自家焙煎に今年は挑戦しはじめ、1ヶ月ほどが経ちます。

 

今日は、この「焙煎」について詳しくお話ししようと思います。

 

 ☕️コーヒーがコーヒーの姿になるプロセス、焙煎

 

「焙」も「煎」も、火を入れることを意味します。

英語ではroastとも言います。

ローストビーフローストポークなんかに使いますね。

 

コーヒーの世界では、生豆を煎る作業を指します。

 

過去にもお話ししましたが、

コーヒー豆はもともとコーヒーチェリーの種。

そのままではコーヒーを抽出することはできません。

チェリーから取り出した種、すなわちグリーンビーンを焙煎することで、

私たちがよく見るあの茶色いコーヒー豆に姿を変えるのです。

 

☕️焙煎と風味の関係

 

これまで、コーヒーの風味には生産地や加工法が

関わっていることに触れてきましたが、

今日お話しする焙煎も、コーヒーの風味の違いを生み出す重要な要素です。

 

焙煎する時間が短いことを「浅煎り」、

長いことを「深煎り」と言います。

一般的に、浅煎りであるほどコーヒー豆本来の酸味が引き立ち、

爽やかで軽やかな風味になります。

一方、深煎りにするほど酸味は飛んでいき、

苦味やほんのりとした甘みが生まれます。

 

「メイラード反応」という言葉があります。

簡単に言うと、火を入れることで褐色に変化していくことを指します。

例えば、たまねぎ。初めは白かったのが、火を入れていくと

徐々に飴色に近づきます。

また、お肉を焼くと茶色く変化したり、食パンをトーストすると

焦げが発生したりします。これらもメイラード反応です。

コーヒーの焙煎でも、このメイラード反応が起きています。

これにより、最初は緑色をしていたコーヒー豆が

徐々に褐色や茶色(最終的には黒色)に変化していくのです。

 

この過程で、酸味が徐々に失われ、逆に苦味や甘味が生まれます。

従って、酸味が好きであれば浅煎りを、苦味が好きであれば深煎りを選ぶ、

という楽しみ方ができます。

 

ちなみに、焙煎の度合いにはそれぞれ名前がついています。

 

ライトロースト

シナモンロースト

ミディアムロースト

ハイロースト

シティロースト

フルシティロースト

フレンチロースト

イタリアンロースト

 

です。

豆の種類や火力など、様々な要素によって焙煎時間と

焙煎の度合いの関係は変わってきますが、

一般的にライトローストは薄茶色。まだコーヒーとして飲むのには

適しません。

シナモンローストは、その名の通りシナモンのような茶色。

ライトローストより濃い茶色ですが、まだ酸味が立っています。

ミディアムローストまで来ると、苦味が少し生まれてきて

酸味とのバランスが取れてきます。さっぱりとした飲みやすいコーヒーが

多いですね。

ハイローストではさらに苦味が増し、

シティ、フルシティと進むにつれて色もより濃い茶色、

焦げ茶色に近づいていきます。

フレンチローストまで来ると、豆の表面の油分が顕著になり、

スモーキーな香りが立ってきます。色も黒に近い茶色です。

イタリアンローストは、炭化寸前。ほぼ真っ黒で、

油分による照りが強く、酸味は全くといっていいほどありません。

強烈な苦味があり、クセになります。

 

なお、アメリカ東海岸では上記の通りの順番ですが、

西海岸だとフレンチとイタリアンが逆になります。

ですので、シアトル系カフェではフレンチローストが

最も深煎りとされています。

(理由は諸説ありますが、イタリアから文化が来たか

フランスから文化が来たか、などあるようです)

 

☕️焙煎を知ってコーヒーをより楽しもう

 

ご紹介してきたように、焙煎度合で風味が変わるコーヒー。

苦味が強くガツンとくるものがいい、

あるいは酸味が好きですっきりした飲みくちが好き、

など、コーヒーの好みは人それぞれ。

生産地や加工法に加えて、焙煎度合でもコーヒーを選ぶことで、

より豊かなコーヒーライフを送ってみませんか?

 

次回は、コーヒーをおいしく淹れる方法をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

穫れたコーヒーってそのまま使える?

こんばんは!raiyo_sです。

 

今日はクリスマスですね:)

うちのお店にも昨夜たくさんのお客様が来てくださり、

思い思いのクリスマスイブを過ごされたようです。

 

コーヒーとケーキでクリスマスを楽しむというのもいいですね。

暖かいお家の中で、レストランで、カフェで、

おいしいコーヒーと甘いデザートがあるクリスマス。

みなさんはどんなクリスマスをお過ごしの予定ですか?

 

さて、今日はコーヒー豆がコーヒー豆の形を見せるための過程、

加工法についてお話したいと思います。

 

☕️風味を左右する、3つの加工法

 

コーヒー豆が私たちのよく見るあの茶色い豆になるまでに、

コーヒーは様々な過程を経ています。

 

その中でも、最初に行われるのが「加工」です。

 

コーヒー豆は、コーヒーチェリーの種、でしたね。

このチェリーの果肉を除去して種を取り出す作業を「加工」といいます。

その加工には、主に3つの種類があります。

 

①水洗式

②半水洗式

③乾燥式

 

これらを1つずつ見ていきましょう。

 

①水洗式

 

水を使って生豆を取り出す方法です。

ウォッシュドとも呼ばれます。

 

具体的には、収穫したコーヒーチェリーを果肉除去機にかけ、

外皮と果肉を除去します。

これだけだと、ミューシレージと呼ばれる粘液質が生豆の外を

まだ覆ってしまっています。

そこで、発酵タンクにこれら生豆を入れ、発酵させてミューシレージを除去。

その後、洗浄し乾燥させ、最後に残った生豆を覆う薄皮を脱穀機で除去して、

出荷できる生豆の状態になります。

 

水洗式で加工したコーヒーは、酸味や華やかな風味、クリーンな味わいが

生まれることが多いようです。

 

この加工法は、世界中のコーヒー生産地で用いられていますが、

水が豊富でかつ設備の整った環境でないと採用が難しい方法です。

 

では、水洗式以外の方法も見てみましょう。

 

②半水洗式

 

ハニープロセス、あるいはパルプドナチュラルとも呼ばれます。

 

果肉を除去した後、発酵タンクには入れずに乾燥させて

ミューシレージを除去します。

その後、脱穀して生豆の状態にします。

 

水洗式では、発酵の過程で酸味が生まれますが、

半水洗式は水洗式に比べ使う水の量が少なく、酸味は抑えられ、

また糖分を含むミューシレージを残したまま乾燥させることで

甘みが増すと言われています。

 

ブラジルやコスタリカでよく用いられています。

 

③乾燥式

 

ナチュラルとも呼ばれる加工法です。

 

果肉を除去せず、そのまま天日乾燥させそれを脱穀して生豆を取り出す、

もっともシンプルな方法です。

 

水洗式のように水を大量に使用することがないため、

水資源が貴重な生産地で用いられることが多いです。

エチオピアやイエメン、あるいはブラジルなどで、よく見られます。

 

果肉をつけたまま乾燥させるので、その過程で果肉の甘みが豆に浸透し

ほんのりと甘みのあるコーヒーに仕上がります。

 

☕️加工法で選ぶ

 

生産地が違うと土壌が違うので、コーヒーの風味が変わってきますが、

加工法によっても風味が変わってきます。

ウォッシュドやナチュラルなど、豆の名前にくっついている

こうしたワードを手掛かりに、風味を想像しながら豆を選ぶのも

楽しそうですよね。

 

ぜひ、ご自身の好きな風味を加工法から探してみてはいかがでしょうか。

 

次回は、生豆がおいしいコーヒー豆に変わる魔法、ローストについて

お話していきます。

コーヒーってどこで穫れるの?〜アジア・太平洋編〜

こんばんは!raiyo_sです。

 

今日は、コーヒーとデザートの食べ合わせ=ペアリングを

楽しんできました。

コーヒー単体でもおいしいし、デザートだけでもおいしい。

でも、お互いの相性がよければ、より風味が引き立って

さらにおいしく感じられる。

それが、ペアリングです。

ワインだとマリアージュって言ったりもしますね。

 

グアテマラエチオピアインドネシアの3種類と

様々なデザートを合わせてみました。

意外なことに、グアテマラは抹茶と相性がいいんですね。

エチオピアは、レモンのデザートと。

そして、今日ご紹介するアジア・太平洋のインドネシア

シナモンの風味の効いたデザートと。

それぞれ、口の中でふわっと風味が広がる感覚がありました。

 

皆さんもぜひ、コーヒーに合うデザート、あるいは

デザートに合うコーヒーを、探してみてくださいね。

 

さて、今日は世界の三大生産地のラスト、

アジア・太平洋をご紹介したいと思います。

 

☕️なめらかでコク深いコーヒーの産地、インドネシア

 

インドネシアは、一大観光地であるバリ島を擁する、

東南アジアの島々からなる国です。

有名なコーヒーの銘柄としては、

インドネシア最大の島、スマトラ島の「マンデリン」や

蘭の花やアルファベットのKの文字に似た形のスラウェシ島

「トラジャ」があります。

 

 インドネシアは、17世紀にオランダ人がコーヒーを

持ち込んで以来、コーヒーの一大生産地として発展して来ました。

 

火山灰性の土壌で育つコーヒーは、

土っぽい風味やハーブのような独特な香気を持ちます。

また、チーズやバターなどに合うどっしりとした、それでいてなめらかな

コクがあるのも特徴的です。

 

1杯数万円ともいわれる幻のコーヒー、コピ・ルアックも

インドネシアのコーヒーの一つです。

(ジャコウネコが食したコーヒーチェリーの種が、

排泄物として体外に排出され、それをよく洗浄して

コーヒーにするのが、コピ・ルアックです。)

 

☕️世界第2位のコーヒー生産量を誇る国、ベトナム

 

ベトナムでコーヒーって栽培されてるの?

と思われるかもしれません。

有名な銘柄を聞いたりしませんしね。

 

ですが、コンデンスミルクを混ぜる甘いベトナムコーヒーは

最近日本のカフェでも出されるようになり、

人気を博しています。

 

コーヒーは主に2種類に分かれます。

ざっくり言ってしまえば、

良質なアラビカ種と、質の劣るロブスタ種です。

ベトナムで主に生産されるのは、後者・ロブスタ種です。

洗練された風味を持つアラビカ種に比べ、

ロブスタ種はその名の通り(robustは頑丈な、強い、といった意味)

荒々しい風味が特徴的。

缶コーヒーやインスタントコーヒーに使われるのが一般的です。

したがって、とりわけ上質なアラビカ種がフォーカスされる

最近のスペシャリティコーヒーブームにおいては、

ベトナムのコーヒー豆というのはあまり見かけません。

 

それでも、生産量は実はブラジルに次いで世界第2位なんですね。

それだけベトナムではコーヒーを飲む文化が根付いているのですね。

そしてまた近年は、良質なアラビカ種を生産する農家も出て来ているようです。

 

☕️ブルマンと並ぶ高級コーヒーの産地、ハワイ

 

ハワイと聞くと、照り付ける太陽のもと、

ヤシの木が揺れ、青い海がきらきらと輝く。

こんなイメージかなと思います。

 

そんなハワイは、実は高級なコーヒーの生産地でもあるんです。

ワイ島の西側、コナ地区。

ここで穫れるコーヒーは、コナコーヒーとして世界的に有名です。

心地よい酸味があり、またまろやかな甘みも併せ持ちます。

メジャーなコーヒー生産国の中で唯一先進国であるアメリカ合衆国

コーヒー栽培は、人件費などのコストがかかることから

コナコーヒーが高価になっているという話も聞きます。

 

ハワイ旅行のお土産にいかがでしょうか?

 

☕️日本から最も近い生産地、アジア・太平洋

 

ラテンアメリカやアフリカへは、

日本からだと直行便がないので丸1日かけて向かうしかありません。

ですが、インドネシアベトナム、ハワイなどであれば、

直行便で数時間で到達できます。

時間的にも日本から近く、また文化的にも私たち日本人に近しいものを感じる地域、

アジア・太平洋。

この地域のコーヒーを飲むときには、そんなことにも思いをはせながら

飲んでみてはいかがでしょうか?

 

さて、ここまで三大生産地についてお話ししてきました。

次回は、コーヒーの加工法についてみていきたいと思います。 

 

 

 

 

 

 

コーヒーってどこで穫れるの?〜アフリカ編〜

こんにちは!raiyo_sです。

 

今日は、エチオピアのおいしいコーヒーをいただきました。

香りからして芳醇。

フルーティさとビターチョコレートのコク。

甘みと苦みの調和。

コーヒーっておもしろいな、と思わせてくれる一杯でした。

 

そんなエチオピアが、コーヒー発祥の地だと言われているのは、

先日の歴史の記事で触れたとおりです。

 

今日は、このエチオピアを含むアフリカについて

詳しくお話ししていきたいと思います。

 

☕️コーヒー発祥の地、エチオピア

 

アフリカのコーヒーを語る上で、この国は欠かせません。

ヤギ飼いカルディの伝説で有名な、エチオピア

アフリカ半島の東端に近い場所に位置する国です。

世界中のコーヒーの祖先をたどると、この国のコーヒーに行き着くと言います。

(※ここでいうコーヒーは「アラビカ種」を指しています。

後日、コーヒーの品種についても詳しくお話ししようと思います)

 

アフリカにおけるコーヒー生産量は第1位。

エチオピアの輸出総額の約3割をコーヒーが占めており、

コーヒーが一国の存続に必要不可欠な産業となっています。

 

シダモ、ハラール、イルガチェフェ、リムといった銘柄が有名です。

全体的に、フローラルやフルーティ、ベリーなどの

鮮やか、華やかな風味が特徴的です。

 

☕️深煎りにも耐えられる高品質な豆が特徴のケニア

 

 ケニアエチオピアの隣国であるにもかかわらず、

19世紀までコーヒー生産は行われてきませんでした。

1893年に、フランス人宣教師がフランス領レユニオン島から

コーヒーを持ち込み、首都ナイロビ近郊のミッション農園で

栽培を始めたのがきっかけと言われています。

 

 豆の大きさで格付けを行っており、

ケニアAAという格別大きな豆が高級なものとして認識されています。

 

ケニア産のコーヒーの特徴は、何と言ってもそのフルーティさ。

グレープフルーツのような爽やかな酸味、上品な風味。

また肉厚な豆は焙煎の度合いを深めても燃え尽きることがなく、

深煎りにして甘みや苦みを楽しむことも。

 

☕️ブルマン、エメマンとくれば・・・?の国、タンザニア

 

エチオピアケニアと並んでアフリカを代表する

コーヒー生産国が、タンザニアです。

文字通り、地理上も隣り合って「並んで」存在するこの3国。

中でもタンザニアは超がつくほど有名な豆の生産地です。

 

ジャマイカのブルマン、コロンビアのエメマンとくれば、次は何マンでしょう?

そう、タンザニアの「キリマン」ですね!

正確には、「キリマンジャロ」。現地にそびえる山の名前です。

キリマンジャロとは、現地の言葉で「白い山」という意味です)

 

ちなみにキリマンジャロと認定されるのは、

コーヒーチェリーから生豆を取り出す際に

水洗式という水を使った方法で加工されたアラビカ種のみです。

 

アフリカ産特有の柑橘系の酸味で、さっぱりとした印象をもたらすのが、

タンザニアのコーヒーの特徴です。

 

☕️華やかでエキゾチックなコーヒーをもたらしてくれるアフリカ

 

今回ご紹介した3カ国以外にも、

コーヒー産業がその経済を支えているという国がアフリカにはあります。

ルワンダブルンジといった、近年経済発展がめざましい国もありますし、

コンゴコートジボワールといった国でも収穫されます。

また、紅海を挟んで向かい側のアラビア半島に位置するイエメンは、

エチオピアと並んで「モカ」が有名な生産国ですね。

 

さて、ラテンアメリカ、アフリカとご紹介してきました。

次回はアジア・太平洋についてお話ししたいと思います。

コーヒーってどこで穫れるの?〜ラテンアメリカ編〜

こんばんは!raiyo_sです。

 

今日は、家庭用エスプレッソマシンでラテアートに適した

ミルクのスチーム方法を職場の同僚に聞いてみました。

いろいろコツがあるようですが、

やはり業務用の感覚でスチームしてもダメなようです。。

もっと修行します!

 

☕️コーヒーの三大生産地

 

さて、今日はコーヒーが収穫される産地についてお話ししたいと思います。

 

以前の記事でもちらっと紹介しましたが、

コーヒーが収穫できる地域はざっくり言って

赤道を挟んだ南北回帰線の間。

北半球の夏至の日に太陽が天頂に来る、

つまり自分の真上に来る緯度のことを北回帰線と呼び、

北半球の冬至の日に太陽が天頂に来る緯度のことを南回帰線と呼びます。

数字でいうと、北緯および南緯23度26分のラインです。

(ちなみに赤道は、北半球の春分、および秋分の日に太陽が天頂に来る、

緯度0度のラインですね。)

 

このエリアを、3つに大別すると、

ラテンアメリカ

・アフリカ

・アジア/太平洋

と分けることができます。

これが、いわゆる三大生産地です。

 

今日は、一つ目の産地、ラテンアメリカをご紹介します。

 

☕️数百年前に渡来したコーヒーの苗木を祖先に持つラテンアメリカ

 

歴史の記事でも触れましたが、

ルイ14世アムステルダム市長からもらい受けたコーヒーの苗木を、

海軍の将校ド・クリューがマルティニーク島に持ち込んだのが、

ラテンアメリカのコーヒー栽培の始まりでした。

 

その苗木を親として、今もラテンアメリカでは

多くの国でコーヒーが生産されています。

 

では、どんな国があるのでしょうか?

ここでは、メジャーな国をいくつかピックアップしてご紹介します。

 

☕️世界一の生産量を誇るブラジル

 

ラテンアメリカといえば、

もっとも有名といっても過言ではないコーヒー生産地があります。

 

そう、ブラジルです。

 

銀ブラ、なんて言葉もありましたよね。(年がバレる?笑)

銀座でブラジルコーヒーを楽しむことを指した言葉です。

それくらい、日本でも親しまれているコーヒーの産地です。

 

ブラジルは、世界でもっともコーヒーを生産している国。

その量は、なんと全世界のコーヒーのおよそ3分の1とも。

世界中にコーヒー生産国が数多くありながら、

3杯に1杯はブラジルのコーヒーというわけですね。

 

サンパウロ州ミナスジェライス州パラナ州といった地域で

生産が活発に行われています。

 

生産量の多さとバランスのよい味わいで、ブレンドによく用いられます。

銘柄としては、国名がそのまま銘柄名となった「ブラジル」が有名です。

中でも、サントス港から出荷されたものは「ブラジルサントス」と呼ばれます。

 

☕️レゲエ・コーヒー・ウサインボルト=ジャマイカ

 

カリブ海に浮かぶ島国、ジャマイカ。

世界最速の男・ウサインボルトの生まれ故郷であり、

レゲエの国でもあります。

 

この国では、超がつくほど有名な銘柄のコーヒーが生産されています。

「ブルーマウンテン」、もしくは「ブルマン」と聞けば、

あぁ〜となりますかね?

標高1,000m前後の山あいの地域(ブルーマウンテン山脈)で収穫されるのですが、

その霧がかった様子が青く見えることから、この名を冠しています。

 

急な斜面に植えられたコーヒーの木から、

完熟した赤い実だけを一粒一粒手摘みで収穫します。

ここに、ブルーマウンテンが高価格で取引される理由があります。

 

☕️一年を通じておいしいコーヒーが収穫できるコロンビア

 

コロンビアは、太平洋とカリブ海に面した、緑豊かな美しい国

コーヒーの栽培条件である昼夜の寒暖差、降雨量、日照量、土壌などが揃い、

かつ雨季と乾季が地域で異なるため、

おいしいコーヒーを一年を通じて収穫することができます。

 

コロンビアの超がつくほど有名な銘柄といえば?

「ブルマン」といえば、「エメマン」。そう、「エメラルドマウンテン」です。

 

コロンビアの特産である宝石・エメラルド。

その名を冠したエメラルドマウンテンは、コロンビアで生産される

コーヒーのなかでも、上位3%ほどの超優良な豆です。

 

☕️コーヒーに恵まれた地域、ラテンアメリカ

 

代表的な銘柄とともに生産地のことをお話ししてきましたが、

ラテンアメリカには他にもまだまだおいしいコーヒーが穫れる産地がたくさん。

メキシコやコスタリカグアテマラニカラグア・・・

どの国のお豆も、それぞれストーリーや個性が光るものばかりです。

ラテンアメリカのコーヒーを見つけた際には、ぜひ産地の風景などにも

思いを馳せながら飲んでみてはいかがでしょうか?

 

次回は、三大生産地の2つ目、アフリカをご紹介します。

お楽しみに!

コーヒーってどうやって発展してきたの?

こんばんは!raiyo_sです。

今日もコーヒー飲んでますか?

私は今朝、デロンギエスプレッソカプチーノメーカーでラテを作りました🐮

ラテアートは・・・目下練習中笑

ミルクのスチームがなかなか上達せず。。。(コーヒー屋さんなのに涙目)

こういうところにも、コーヒーの奥深さを感じます☕️

 

さて、そんな普段から身近に存在するコーヒーですが、

いつ頃から飲用に供されてきたか、ご存知ですか?

そもそも、どこが発祥の地で、

どんな歴史を歩んできたから世界中で飲まれるようになったのか。

 

今日は、コーヒーの歩んできた歴史に触れてみたいと思います。

 

 ☕️ヤギ飼い少年カルディの伝説

 

よく知られているコーヒー発見の物語は、

ヤギ飼い少年カルディの伝説ではないでしょうか。

 

舞台は、1000年以上前のエチオピア

アフリカ大陸の東端に近いこの国で、ヤギ飼いをしていたカルディ少年。

ある日、ヤギが赤い実を食べて元気に飛び跳ねるようになったのを見て、

近くの修道僧に相談します。これはどうしたことかと。

ではその実を食べてみよう!ということになり、カルディ少年もそれを口にします。

するとどうでしょう、気分が爽やかになり力がみなぎってきたではありませんか!

 

これが、コーヒーを最初に口にした人たちの伝説。

 

最初から焙煎して抽出するということは、していないんですね。

まぁ当然といえば当然ですかね^-^;

 

なお、コーヒーの起源には諸説あり、カルディのお話もその一つ。

ただし、エチオピアにはコーヒーの木が大昔から自生しており、

この説が正しそうだな、と私も考えています。

(そうだといいな、ロマンがあるな、という個人的な感想でもありますが)

 

☕️イスラム世界の「門外不出」の秘薬

 

その後、コーヒーは薬として飲まれていたらしいことが、

古い書物に記録として残されています。これが、10世紀頃のお話。

その薬は「門外不出」の秘薬として、

イスラム教寺院で秘儀の際に使われたと言います。

 

それから300年ほど経って13世紀頃になると、

イスラム教の一般の教徒たちにコーヒーの存在が知れるようになり、

その頃からコーヒー豆を焙煎して飲まれるようになったと言われています。

 

アラビア世界をつたい、

コーヒーはその後コンスタンティノープル(現在のイスタンブール)に伝わります。

14世紀には、世界最古のカフェと言われている「カーネス」が開業。

そこからコーヒーはヨーロッパへと広まっていきます。

 

☕️コーヒーハウスの隆盛とヨーロッパ各地へのコーヒーの浸透

 

イスラム教との飲み物として知られていたコーヒー。

当時、「そんな異教徒の飲み物を私たちが飲んでいいのか」と、

キリスト教徒の間で論争になったといいます。

ですが、当時のローマ法皇クレメンス8世は、

「こんなにおいしいものを異教徒に独占はさせまい」と、

コーヒーに洗礼を施して、キリスト教世界にコーヒーを受け入れます。

 

こうしてヨーロッパにもたらされたコーヒーは、

その後各国で楽しまれるようになります。

 

イギリスではコーヒーハウスが生まれ、

紳士の交流の場として広がりを見せます。

コーヒーを片手に、社会や経済のことなど、様々な議論を行う場だったんですね。

ちなみに、ロンドン証券取引所は、

コーヒーハウス「ギャラウェイズ」が発展してできたものです。

このような、

コーヒーハウスが現代経済の要をなす施設に変貌した例には、事欠きません。

 

またフランスではサロンが登場し、

上流階級の人々がこぞって集まるように。

さらには一般階級の人々にもコーヒーが知られ、

あちこちでカフェが見られるようになります。

 

さらにイタリアでは、フランス式のドリップが変化して

エスプレッソという抽出方法が根付きます。

 

☕️ヨーロッパから持ち出されたコーヒーは海を越えて

 

こんなにおいしい飲み物をたくさん作り出すためには、

大量に栽培しなければなりません。

当然、栽培方法に興味を持つ人々が増えていきます。

 

 

当時、商用のコーヒーが栽培されていた唯一の産地が、

アラビア半島のイエメンでした。

世界中で飲まれるコーヒーがここで生産されるわけですから、

イエメンにとってコーヒーはまさに「金のなる木」。

苗木を持ち出させたりなどしはしません。

栽培できる状態での国外への持ち出しは重罪とされ、禁じられていたそうです。

 

しかし17世紀末、インド人のババ・ブータンという人物が、生豆を持ち出し

故郷のインドで発芽させることに成功します。

この木を原木として南インドに広まったコーヒーは、

やがてオランダ人によってインドネシアに広められます。

インドネシアで栽培されたコーヒーは、遠くオランダへ。

 

さらに18世紀頃、当時のアムステルダム市長がルイ14世にコーヒーの苗木を

献上したという記録が残っています。

この苗木を、フランス海軍の将校ガブリエル・ド・クリューが大事に守りながら

フランス領マルティニーク島に運んだと言われています。

これが、ラテンアメリカにコーヒー栽培が広まる第一歩でした。

現在ラテンアメリカで栽培されているコーヒーは、

すべてこのド・クリューがマルティニーク島に持ち込んだ

苗木の子孫といわれています。

 

このようにして、コーヒー栽培はコーヒーベルトに広がっていったのです。

 

☕️アメリカに行き着いたコーヒー

 

19世紀に入ると、コーヒーがアメリカにも浸透していきます。

ボストン茶会事件米英戦争をきっかけに、

それまで庶民の間で一般的だった紅茶にかわり、コーヒーが普及していきます。

さらに、輸送技術の発達により19世紀後半にはラテンアメリカから

大量のコーヒーが輸入され、市場価格が低下しさらに大衆化が進みます。

 

1966年、オランダ生まれのアルフレッド・ピートがサンフランシスコで

「ピーツ・コーヒー&ティー」を開業。

このピートと面識のあった3人の男(ジェリー・ボールドウィン

ゴードン・バウカー、ゼブ・シーゲル)が、

1971年にシアトルで一軒のコーヒー店を開業します。

これが、スターバックスの1号店。

ここからいわゆる「シアトル系」が広まっていき、

現在のカフェ・ブームにつながっていきます。

 

☕️ 日本におけるコーヒー

 

日本にコーヒーが持ち込まれたのは、18世紀頃。

長崎の出島にオランダ人が持ち込んだとされています。

 

19世紀中頃には、コーヒー豆の輸入が始まり、

横浜には居留地の西洋人向けのコーヒーハウスが開店。

日本初の本格的な喫茶店は、1888年に上野にできた「可否茶館」といわれています。

 

20世紀中盤には缶コーヒーが発売され、

日本中で手軽にコーヒーが飲まれるようになりました。

 

銀ブラ」(銀座でブラジルコーヒー)という言葉が流行ったように、

日本では純喫茶でおいしいコーヒーを楽しむ文化が広がっていましたが、

現在はシアトル系、サードウェーブなど、

アメリカ発の個性的なカフェが日本にも上陸。

スペシャルティコーヒーが広まり、

ますますコーヒーが楽しく、奥深くなっています。

 

 

 

ここまで、コーヒーの歴史を紐解いてみました。

次回は、コーヒーの生産地について詳しくお話ししていこうと思います。

そもそもコーヒーって何者?〜Farm to cup〜

こんばんは!raiyo_sです。

「続ける」が目標の一つでもあるこのブログ。

 1日1記事がんばります!

 

今日は、コーヒーがどうやって私たちの手元に届くのかを紹介します。

 

☕️コーヒーの花?

 

さてさて、皆さんがよく飲む黒い液体、コーヒー。

茶色(たまに黒に近い)のコーヒー豆を挽いて、お湯で抽出した液体ですね。

ではそのコーヒー豆って、そもそも何なんでしょうかね?三択です!

 

①「コーヒーマメ」という植物の実。

②「コーヒーノキ」という植物の実の種。

③「コーヒー」という植物の根っこの一部。

 

 

 

 

 

 

正解は・・・

 

②「コーヒーノキ」という植物の実の種。

 

コーヒーノキというアカネ科の植物があり、白い花が咲いたあと、赤い実をつけます。その実のことを「コーヒーチェリー」と呼びます。そのチェリーの中にある種を取り出し、様々な加工を施したのが、私たちが普段よく目にする「コーヒー豆」なんですね。

ちなみに、コーヒーの花はジャスミンの香りがすると言われていて、可愛らしい白いお花です。

 

☕️日本で収穫されないのはなぜ?

 

コーヒーの木って、生で見たことありますか?

日本では、観葉植物として雑貨屋さんやカフェに置いてあったり、飾っているお宅があったりします。が、コーヒー豆を収穫しようとして栽培する、いわゆる商用栽培は、行われていません。(一部、沖縄などでは栽培されているようですが、大規模な商用栽培には至っていないようです)

 

ではなぜ、コーヒーがこんなにも身近に楽しまれている日本で、商用栽培されていないのでしょうか?また三択です!

 

①気候が合っていないから。

②栽培できる権利を持った人がいないから。

③栽培に必要な技術が整っていないから。

 

 

 

 

 

 

正解は・・・

 

①気候が合っていないから。

※②の栽培できる権利などというのは聞いたことありません、私の想像です(笑)また、栽培に必要な技術もきっと日本にはあるか、なくても日本という国であればすぐに導入できるのではないかと思います。ただ、そもそも気候が合わず栽培されていないのです^-^;

 

一般的にコーヒーは、「コーヒーベルト」と呼ばれる地域で栽培されます。「コーヒーベルト」とは、赤道を挟んで南北回帰線の間のエリアのこと。熱帯地域で多雨、昼夜の寒暖差が激しいところで生育します。日本はここに含まれず、栽培されていないのですね。

 

このコーヒーベルトは、大きく3つの地域に分かれます。

それが、ラテンアメリカ、アフリカ、アジア・太平洋地域。

世界一の生産量を誇るブラジルは、ラテンアメリカの国ですね。

有名な銘柄のキリマンジャロは、アフリカ・タンザニアのコーヒーです。

幻のコーヒー、コピ・ルアクが穫れるのは、アジア・インドネシアの島々です。

 

こうした産地でコーヒーは栽培され、収穫されます。

 

☕️コーヒー豆を加工する?

 

ただ、コーヒーチェリーを収穫しても、そのまま飲用のコーヒーに供することはできません。収穫後、まずは種を取り出す必要があります。

コーヒーチェリーの果肉などを取り除き、種を取り出す方法を「加工法」と呼びます。

 

さて、加工法にはどんなものがあるでしょうか?またまた三択です。

 

①水洗式

②半水洗式

③乾燥式

 

 

 

 

 

 

正解は・・・

 

全てです!

水洗式というのは、水を使って果肉を発酵させて取り除く方法。ラテンアメリカでよく用いられます。

半水洗式は、インドネシアでよく見られる加工法。水を使わずに手動の果肉除去機で果肉を取り除いていきます。

乾燥式は、生産量世界一のブラジルや、コーヒー発祥の地と言われるエチオピア、「モカ」の由来となった港があるイエメンなどで見られる方法。コーヒーチェリーを天日干しにして、果肉を除去します。

 

☕️コーヒーを焙煎する?

 

では、こうして加工され種の状態になったコーヒー豆は、そのまま挽いて抽出できるのでしょうか?

 

答えはノー。

加工された豆は緑色をしていて、そのままではコーヒーを抽出することはできません。この緑色の状態の豆を、生豆(きまめ、又はなままめ)といいます。

この生豆、どうすれば私たちがよく知る茶色い豆になるのでしょうか?

 

ご想像の通り、正解は「焙煎」、つまり火を入れる、焼く、ということです。「ロースト」とも言います。

 

たまねぎを炒めると、白がだんだんきつね色に変わっていき、甘みが増していきますよね?コーヒーの焙煎も、あれに似ています。

緑色の生豆を焙煎していくと、だんだんと茶色く色づいていきます。さらに焙煎を進めるとその茶色が濃くなり、最終的には炭ように黒くなります。この焙煎によって、いわゆるコーヒーの香ばしい風味が生まれるのです。

 

 

 

ここまで、コーヒーがどのように栽培・収穫され私たちの手元に届くのかを学んできました。農園で栽培されてから一杯のコーヒーになるまでには、いくつものチェックポイントがあります。今後、それらを詳細にお話していこうと思います。

 

その前に、次の記事ではコーヒーを取り巻く歴史を紐解いてみたいと思います。